2021.05.17
家づくり情報

ウッドショックについて!

社長 伊藤明

今日は今、住宅業界を騒がしているウッドショックについて書いていこうと思います!

西尾市で建築するのにも、どこで建てるにしても日本中でニュースになっている重要な事ですから、

私もわかりやすくウッドショックについて書いていけたらと思います。

ウッドショックのきっかけ

まずウッドショックの一番の原因ですが

コロナウイルスの世界的な蔓延です。

日本でも、この1年で社会が変わりました。

一番の変化は、

出勤せずに仕事ができるリモートワーク化です。

日本でも、東京の人が山梨や長野など

夏に涼しいところへ移住するという現象が

結構起きていますが、

それは日本だけにとどまりません。


アメリカでもリモートワークが盛んになり、

都市部に住んでいた方が、

郊外の広々としたところで

家を構えるという方が

増えたそうなのです。


そんな事が一気におこり、

アメリカの住宅バブルが起こりました。

アメリカの人口や国土からして、

日本では想像ができないくらいの

住宅バブルということで、

世界の木材がアメリカに流れてしまっている

という事でウッドショックがはじまりました。

二つ目にコンテナ不足

二つ目のウッドショックの理由に

コンテナ不足があげられます。

貿易で使っている貨物船のコンテナが、

アメリカに行ったきり戻ってこない状態に

現在なってしまっています。

その為、コンテナを奪い合う状態がでてしまって

輸入したくてもできない状態なのだと言います。

3つめに日本の掲げる品質

3つ目のウッドショックの理由に、

日本の求めている品質と価格です。

日本は海外から、

品質の高い材木を安く買っていました。

アメリカの住宅バブルが起こったことで、

品質と価格に口うるさい日本より、

アメリカ国内や中国に売った方が、

口うるさく言われないし、

高く買ってもらえるという状況が

うまれてしまっているのです。

まぁ、車もそうですし、家具などもそうですが、

製品の精度を見れば、海外製と日本製の違いは

一目瞭然だったりしますしね。

 

この3つがウッドショック原因と

言われています。

イトー工務店の現状

イトー工務店では、

現在、ウッドショックの最中でありながら、

ありがたいことに

月1棟くらいのペースで

上棟をさせていただけています。


これだけ材木が無い材木が無いと

騒がれているのにありがたいことです。

 

なぜ、私たちはウッドショックの中でも、

材木を手に入れられるのでしょうか?
 

これにも実は理由が2つあります。

1つ目は仕入れルートです。

材木を調達するのには、いろいろなルートが

あるのですが、主には2種類と思ってください。

①材木問屋さんから直接買う

②建材屋さん経由で買う

私たちは、材木の問屋さんに材木を頼んでいます。

中間に建材屋さんを入れずに

材木を以前から買っているので、

建材屋さん経由で材木を買っている工務店さんより、

取引関係が築けているので、

少しだけ有利だと思っています。


2つ目に人間関係取引関係があげられます

これは、工務と材木問屋さんとの人間関係が

しっかり築けているということです。

やはり、業界の中には、

買う側が強い立場で、

売る側が弱い立ち場という

古からの習わしに沿った横柄な買い方をする

工務店さんがいると

いろんな業者さんから聞きます。


そういう関係性ですと、

こういった、

いざ売り手が強い立場になった時、

顕著に表れます。

そりゃそうですよね。

横柄で、ちょっとしたことで怒り、

値段もグジグジ言ってくる人と、

心からの信頼関係って築けませんよね。


弊社では、工務(監督)が、

フェアな立場で

しっかりと材木問屋さんと打合せをしてくれ、

そしてお互いに気づかい合って

間違いの無い仕事をしているので、

関係性はとても良好です。

そういう事もあってか、

順調に…とは100%言えなくても、

工事が完全にストップしてしまうという事は

起きていません。


しかし、今後数年はなんとも言えない為、

今、大丈夫ですとブログでお伝えしていても、

半月先、1ヵ月先、2ヵ月先に

何が起こるかわからない、これが業界の現状です。

これがウッドショックです。

でも...

しかし、良好な関係だからと言って、

どうにも解決できない問題もあります。


それは、材木の価格です。

既に、毎月のように材木問屋さんから、

下手すると月に2回くらいとかのペースで、

価格変更の相談がきます。

弊社ではギリギリの利益で家づくり計画を

しているので、

正直に隠さず言いますと、

今後は価格据え置きは難しい状態に

なってしまうと思います。


これは、どの会社さんでも同じだと思いますが、

(あ…、ただ利益をかなり住宅価格に

上乗せしている会社は据置可能だと思いますが…)

資金計画には十分余力をもって計画を

建てられることをお勧めします。

今から家づくりを考える方は!

このウッドショックの中で、

今から家づくりを考えられる方は、

こんな風に考えていただけると良いと思います。

 

まず、情報収集をする。

いろんな工務店やハウスメーカーに

話を聞いてみてください。

ウッドショックに対する考え方も含め、

家づくりに対する新年などもです。

 

そして、着工している建物が

どれくらいあるのかや、

材木の状況を聞いてみてください。

 

私たちは、まだ建てれていますが、

現在まったく建てれていないという会社さんも

いるそうです。

 

ということは、

今の建てなければいけないはずの住宅が

後になってしわ寄せがきます。

 

しわ寄せがくると、

今から計画をする方のおうちの工期も

しわ寄せが当然きます。

ヤバい会社さんもいます

また、このウッドショックで、

まったく影響がないという方もいます。

 

それは、自社のお客様が

まったくいない方です。

 

これはこれで問題です。

「いつでも建てれますよ~」という

工務店さんやハウスメーカーさんは、

いつ潰れてもおかしくない会社さん

ということでもありますから。

 

このコロナの影響で、

昨年から、

結構建築会社さんが倒産しているという

お話しも業界内で聞きます。

 

少なくとも、

仕事があると言っている工務店さんに、

最低限家づくりを依頼するようにしましょう。

焦らない!

そしてこれ、一番大事です。

焦らない事!

 

一生に一回の家づくりです。

ウッドショックだからといって、

どうにもならないスケジュール、

そういうものがあれば別ですが、

家づくりを焦りすぎない事はとても大事です。

 

一緒に親身になってご家族の家づくりを

考えてくれるパートナーを早めに探し、

出会うことができたのなら、

そこからは時間をかけて

しっかり家づくりを深く考えましょう!

 

もちろん私たちイトー工務店も、

お客様の家づくりに

寄り添わせていただき、

完成した時に、

建てて良かった

この言葉をいただく為に

日々頑張っています。

 

家づくりを考え始めたという方は、

まずは私たちにも是非ご相談くださいね!

もっと詳しくイトー工務店を知りたい方は