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コミコミ価格という考え方

家づくりの価格の仕組み

家づくりを考え始めると、TVのコマーシャルや、ネット広告などで、
「坪単価」という言葉を目にすることがあります。

  

ある建築会社では坪単価○○万円という価格の表記がなされていて、
なんだかとっても安く家を建てることができそうな印象を持ちます。


しかし、多くの場合、その坪単価〇〇万円という価格で家を建てることはおそらくかないません。
それはなぜでしょうか?

ここでは、家づくりの価格表記の種類についてお伝えしていくと共に、
私たちイトー工務店のコミコミ価格の表示の仕方をお伝えしていきます。

1.坪単価という価格の考え方

1つ目は坪単価という価格表示の考え方です。
別の呼び方をするなら、本体価格とも呼びます。


これは、本当に建物本体だけのことを指し、
それをつくるための付帯的な価格や、建物外の配管費用、申請等に関わる費用などの価格を全て抜いてしまい、
表面上安く見せる為だけにつくられた価格のことをいいます。


この坪単価表示で家づくりをしようとすると以下の8つの価格をすべて把握することから始めなければなりません。

  1. 本体価格・・・坪単価×建物の坪数=坪単価から割り出す本体価格として坪単価に含まれます
  2. 確認申請費・設計費・瑕疵担保保険費‥・建築確認申請と言って、建築予定の土地に建物を建てるために行う申請の費用や工事中の検査機関の検査費用を算出した価格なので坪単価には含まれません
  3. 設備費・・・照明器具やカーテンなどの費用は、住むためには必要な費用なのですが、一般的にオプション工事となっている為、坪単価には含まれません
  4. 構造計算費・・・建物の安全を計算する構造計算費も坪単価に含まれません。またはそもそも許容応力度計算という構造計算を行っていない可能性もあり要注意です。
  5. 地盤調査費・地盤保証費・・・建築する予定地の地盤の強度を計測する為の必ず行う調査の為の費用です。そして安全を保証する地盤保証費というものもあるのですが、これも坪単価には含まれません。
  6. 付帯費用・・・道路から建物までの給水配管、排水配管、雨水配管、電柱から電気を宅内に引込む費用など、建物の外に関わる費用を算出した価格で坪単価には含まれません
  7. 仮設費用・・・工事をするための足場、仮設トイレ、仮設水道、仮設電気にかかる費用を算出した価格で坪単価には含まれません
  8. 現場管理費・工事管理費・・・現場監督が現場を管理するための費用を算出した価格で坪単価には含まれません

この8つの項目が建物に関わる費用となるわけですが、
その中で、坪単価〇〇万円と表示されて明確なのは最上部の「1」だけです。
そして、広告宣伝で広く告知されているのも、最上部の「1」の部分だけで、

他の7項目は一般的に坪単価から省かれています。
(建築会社の価格表記方法によって、項目の中には本体金額の坪単価に含まれるもの等もあります)

坪単価〇〇万円、もしくはヘーベー(㎡)単価〇〇円に建物の坪数や㎡数をかけて計算した価格で
新築の住宅が建てられると思って実際にハウスメーカーに行ってみたら、
300万円以上も高額となる、もしくは葬礼上の想像をはるかに超える
家づくりの価格を提示されることになるかもしれません。

坪単価〇〇万円と表示されている場合は、一体その坪単価の中にどれだけのものが価格に含まれているのかを、
しっかりと担当者から聞くことが大事です。


また、坪単価の表示で新築のご提案をされている建築会社とお話をされる場合は、
坪単価部分以外の項目の価格を、本設計ではない概算の段階でかなり低目に表示され、
後々、実際にかかる費用を知らされる際に、高額になっているというケースが業界でも問題になっていますので、
ある程度、金額にゆとりをもって打合せをしなければなりません。

※イトー工務店では、坪単価表示で算出し、付帯費用などをバンバン上乗せしていく
住宅の見積もり価格表示の方式は採用していません。

2.コミコミ価格という考え方

2つ目にお伝えするのはコミコミ価格です。

コミコミ価格というのは、本体金額の価格だけを安く見せようとする坪単価での価格表記と違い、
実際に家づくり自体がいくらくらいの金額で行うことができるのかを表記する価格表示方法です。


イトー工務店では、こちらの方法を採用させていただいており、
ご提示価格の中には
先程の坪単価表記で比較していくと、

【コミコミの価格の内訳】

  1. 本体工事金額・・・新築工事に必要な工事費用ですからコミコミ価格に含まれます
  2. 確認申請費・設計費・瑕疵担保保険費・・・各種申請をしっかりと通さなければ着工できませんから、工事にとって必要な費用ですのでコミコミ価格に含まれます
  3. 設備費・・・照明器具の無い家や、カーテンが取り付けられていない家は現実的に住むことができません。こちらも必要な工事費用としてコミコミ価格に含まれます
  4. 構造計算費・・・建物の安全を計算する構造計算費も大切な家づくりの費用ですから含まれます
  5. 地盤調査費用・・・地盤の強度を調べるのは現在全棟必須項目となっているますので、こちらも当然コミコミ価格に含まれます
  6. 付帯工事費用・・・屋外の給排水配管費ですが、住むのには必ず必要な工事費用ですからコミコミ価格に含まれます
  7. 仮設費用・・・工事中の仮設水道や電気の費用ですが、これも住むためには必要な工事費用ですからコミコミ価格に含まれます
  8. 現場管理費・工事管理費・・・現場を現場監督がしっかりと管理しなければ間違った家が建ってしまいますので、これも必要な工事費用ですからコミコミ価格に含まれます

これら8項目すべてが含まれた金額となります。

このコミコミ金額で表記することのメリットは、
坪単価表記とは違って、シンプルにお客様にわかりやすく家づくりに必要な金額をお伝えすることができます

また、家づくりにかかってくる費用は建物以外にも

  • 住宅ローンに関わる費用
  • 土地を購入される方は土地購入費用
  • 新築した建物を登録するための登記費用
  • 税金など

がかかってくるので、坪単価表記のように建物に関わる費用の、価格の表示の仕方を複雑化すれば複雑化しただけ、
家づくりに必要となる価格の把握がわかりづらくなってきてしまいます。


逆にコミコミ価格表記のデメリットとしては、新築するための価格が正直にすべて出てしまうことになるので、
広告チラシなどを見ると、パット見て坪単価の価格表示に比べて「高い!」と判断をされてしまうことです。

しかし、私達イトー工務店は西尾市で見せかけだけ安くなるような駆け引きのようなことは
したくありませんから、坪単価表記ではなく、コミコミ価格の表示方法を採用しています

新築の価格で最も大切なことは・・・?

新築の価格表示で最も大切なことは、パット見を安く見せることではなく、
そのご家族の家づくりが住めるようになるまで最終的にいくらかかるのか?ではないでしょうか。

イトー工務店では、家づくり計画がいくら最終的にいくらくらいかかるのか?
そこに着目をして金額表示をさせていただいておりますので、
今、家づくりで価格で不安だという方や、坪単価の表示に惑わされてしまっているという方は、
ぜひお問い合わせいただければ幸いです。


土地から購入して新築計画を建てられている方には、土地からの家づくりに必要な金額を、
土地をすでに所有されていて、
建物だけの計画となる方には、新築するのに必要な金額を、
しっかりとお伝えさせていただきます。


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