これから新築する事を目指して、家づくりをされるあなたは、どんな事からはじめるでしょうか?
インターネットで「新築」と検索したり、近所のハウジングセンターへ行って新築の為の情報収集をしたり、
他にも工務店が開催している新築一戸建ての見学会や、新築分譲販売イベントなどもあると思います。
ここでは、新築(家づくり)をしていくにも、いろいろな定義や種類があり、
それをしっかりと把握していただきたいと思い、お伝えしていきたいと思います。
まずは、新築と中古物件の違いを知っておいてください。
新築とは、新しい建物の事を言います。
国土交通省の定義としては、
「新築住宅とは、新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供した事のないもの
(建設工事の完了の日から起算して1年を経過したものを除く)」と記載されていることから、
建築後1年未満で誰も済んだことの無い新築物件のことを指します。
この定義で間違えやすいのは、どんな家も新築して1年未満なら新築なのか?という事ですが、
新築して、誰かが一回住んで、1年未満の間に不動産屋さんへ売りにだすとすると、
新築ではなく、中古住宅としての販売になります。
あくまで新築とは、誰も住んだことが無い住宅の事を言うということを知っておいてください。
新築するのにも、いろいろな種類があります。
新築を扱う建築会社は各地域に沢山ありますが、
一口に新築とは言っても、買い方で種類が分かれるのをご存知ですか?
まず、新築とは新しく家を建てる事や、新しい家を購入する事をいいますが、
新築でも、既に建っていて土地と新築の建物が既に完成していて、
新築の実物件を見て、すぐに購入するかどうかの判断ができ、
即入居することができる売り方・買い方を新築分譲や、新築建売といいます。
この場合は、新築の家を「建てる」というよりも「買う」という表現の方が
正しいかも知れませんね。
この新築分譲住宅の買い方のメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
【デメリット】
【結論】
立地条件を特に重視している方ならば、新築分譲住宅を選ぶのにふさわしいと思います。
逆に、立地条件よりも、新築を楽しみにされ、住み心地や間取りの自由度、デザインを重視される方には、
新築分譲住宅はあまり適さないかもしれません。
上にも記載しましたが、駅の近く等の好立地条件の場所が多いのが特徴ですが、その場合、土地の価格がかなり占めてしまう為、
どうしても建物を新築するのに法律適合ギリギリで建てて、広さも最低限の広さに計画し、
販売価格を安価に計画していく事が多くなってきます。
ただし、所得の関係から新築購入金額がどうしても限られてしまう方で、立地条件もこだわりが無いという方は、
立地条件の悪いところで、新築分譲住宅が格安で販売されているケースもあるので、
予算に本当に限りある方にも新築分譲住宅はふさわしいと思います。
【ポイント!】
新築分譲住宅を購入される方は、立地条件にかなりのこだわりがある方、
もしくは予算にかなりの制限があるという方が安心安全に購入するのにも良いと思います。
また、あまり住宅営業マンと顔を合わせた打合せがしたくないという方にも、
新築分譲住宅はオススメです。
次にご紹介するのが新築注文住宅です。
これは、新築工事を手掛ける工務店、ハウスメーカー、建築設計事務所で、
長期間かけて新築の打合せを経て、新築請負契約書を交わし、着工から竣工までの時間を待ち、
完成して引き渡されて、新築できたてホヤホヤの建物に入居するという方法です。
この新築の建て方をする場合は、家を「買う」というより「建てる」と言った方がふさわしいですね。
この新築注文住宅のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
【結論】
注文住宅で新築家づくり計画をしていく場合は、様々な事が自由に計画ができる分、
工事完了まで新築工事金額が不明確な事が多いので、余裕をもった資金計画をすることと、
予算を考えながら、新築工事に着工したら金額が跳ね上がることが無い安全な変更かどうかを
確認していく事が大切。
また、住宅ローンの複雑化や、土地と新築の建物を別々で契約するケースもある為、
頼れる建築会社の営業マン、アドバイザーに随時アドバイスをもらいながら進めなければ、
新築工事の途中や、新築工事が終わるころに「こんなはずではなかった…」という
思いをしてしまうことも可能性としてあります。
【ポイント!!】
頼れる住宅会社、頼れる営業マンとしっかり出会えるかどうかが新築注文住宅の一番のポイントです!!!
新築企画住宅という方法は、新築注文住宅と新築分譲住宅の間を間をとったような建て方です。
新築分譲住宅は、既に完成していて、間取りもすべて決まってしまっている新築の建て方で、
新築注文住宅は、ゼロから間取りをつくっていくという新築の建て方です。
新築企画住宅というのは、所有している土地に、何種類かの新築の建物プラン(間取りや外観)が用意されていて、
その中から選んで、新築として建てるという方法です。
最近は、新築企画プランというのを扱う建築会社が増えてきて、
この方法で建てられるという方もまぁまぁ多くいらっしゃると聞きます。
この新築企画プランでの建て方のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
【結論】
企画プランで新築を計画していくには、どこからどこまでが自分好みに変更できて、
何ができないかを事前に把握しておく必要がありますが、変更できる範囲に納得できれば、
企画プランというだけあって、まとまりの良い新築プランが用意されている事が多い。
ですから、もしも企画プランのなかにご自身のきにいる新築プランがあれば、
早期に新築計画を実現することが可能となってきます。
【ポイント!】
新築企画プランというのは、プランがいくら優秀でも、完成した新築の建物ではない為、しっかりとした職人がいるのかどうかや、
現場管理が計画性のしっかりとしている監督が行うのかなど、「つくり手」の実力を事前把握することが重要ではないかと思います。
あなたがこれから新築計画を進める中で、
どのスタイルを選ぶかどうかの基準が大切になってきます。
例えば、立地条件にそこまで大きなこだわりがなく、
自由設計の注文住宅で新築したいと思っていたときに、
分譲住宅の購入を検討してしまうのは、おそらく間違いだと思います。
逆に、通勤の関係上、どんな家でも良いから(建物にこだわりがないから)、
駅の近くに家を構えなければいけないのに、
自由設計の注文住宅を時間をかけて計画していく…これもおそらく間違いです。
ご自身が何のために家づくりを考え、どんな未来が叶う新築だったら、
成功だと言えるのか?そこをまず明確にする必要があります。
そこをより深く考える材料をご提供しながら
一緒に最適な家づくりがどれなのかを考えていくのが、
私たちイトー工務店のスタイルです。
もし、ご家族でどんな家づくりを目指していったらいいのかが、
まだまだ不明確な方は、私たちと一度落ち着いてゆっくり話を聞かせていただければ幸いです。
その為に、弊社ではご予約制でモデルハウスのご見学をしていただきながら、
目指す家づくりを明確にするというお手伝いをさせていただいております。
ちなみに、私たちがモデルハウスにお越しいただいたからといって、
イトー工務店の家づくりをご家族に押しつける事は一切ありません。
あくまでどんな家づくりがふさわしいのかを、一緒に考えるところまでしか、
モデルハウスでは行いません。
その後、私たちの家づくりにご興味をもっていただけましたら、
更に深いお話をさせていただきますが、一度お会いしただけで、
強引に売り込んだり、なかなか帰らせないなどの嫌な思いはさせません。
ご見学時間も1時間から1時間半くらいを目安にし、
それ以上のお引き留めもいたしませんので、お気軽にお越し下さい。