2020/02/06
家づくり情報
2020年度の太陽光発電の売電価格が発表されました!
まずはお知らせです(^o^)
愛知県西尾市吉良町雑役免(ホワイトウェーブ21から約5分)で、
エコ住宅の見学会があります!
>>>ご興味ある方は、こちらをご覧ください(^^)/
こんにちは。
先日、2月4日に経済産業省から、
2020年度の太陽光発電の買取価格が発表をされました。
目次
太陽光発電の売電価格表
2019年は、太陽光売電価格が10kW未満の場合は24円/kWhでしたが、
2020年は、太陽光売電価格が10kW未満の場合は21円/kWhとなり、
また下がりました。
10kW以上のせた場合は、
2019年の太陽光発電の売電価格は14円/kWh、
2020年の太陽光発電の売電価格は13円/kWhで、
こちらもやはり下がっていますね。
ちなみに、太陽光発電の売電価格の過去の推移を見て行くと、
年度 | 住宅 10kW未満(抑制無) | 産業用 10kW以上50kW未満 |
2009年(平成21年) | 48円 10年間 | 24円 |
2010年(平成22年) | 48円 10年間 | 24円 |
2011年(平成23年) | 42円 10年間 | 24円 |
2012年(平成24年) | 42円 10年間 | 40円 20年間 |
2013年(平成25年) | 38円 10年間 | 36円 20年間 |
2014年(平成26年) | 37円 10年間 | 32円 20年間 |
2015年(平成27年) | 33円 10年間 | 29円 20年間 |
2016年(平成28年) | 31円 10年間 | 24円 20年間 |
2017年(平成29年) | 28円 10年間 | 21円 20年間 |
2018年(平成30年) | 26円 10年間 | 18円 20年間 |
2019年(令和1年) | 24円 10年間 | 14円 20年間 |
2020年(令和2年) | 21円 10年間 | 13円 20年間 |
昔と今は半分以下・・・
太陽光発電は、
ちょうど世間が載せようと思い始めた10年前くらいには、
今の2倍の売電価格だったので、
太陽光発電でつくった電気を売って利益が出る、そんな時代でした。
その頃は、
10kW以上のせる為に、屋根形状を考えたり、
どうやったらたくさん載るだろうか?なんてことを、
お客様と打合せしたのを思い出します。
当時、10kW以上のせた場合は、
(私の当時の記憶を頼りにするしかありませんが)
確か、おおよそ10年から15年くらいの間で設備投資費をペイして、
買取固定期間の残り数年で作った電気はすべて利益に回るという、
時代でした。
ただ、その代り、太陽光発電パネル自体も高額だったのと、
発電できる量も今ほど多くなかったので、
利益が出ると言っても、そこまでではなかったかと思います。
これからの電気は利益ではなく自給自足
売電価格が半額になってしまった事もあり、
昔は利益を出すために、太陽光発電をのせるというのが当たり前だったのが、
今では、売電利益はあまり見込めないので、
電気の自給自足の時代
へと変わってきたかなって思います。
電力会社から、電気を買うくらいなら、
太陽光パネルで作った電気を日中は使う方が、
日常かかる電気代は安上がりですから。
なので、売電価格の高かった昔に家を建てた方のご意見を聞いていると、
太陽光は得だから載せた方がいい!と思ってしまいがちですが、
今の時代は、あまり得を求めない方が良いと思います。
予算に多少の余裕があるから、
太陽光発電パネルを載せて、電気を自給自足するというつもりで
太陽光パネルを載せていただきたいですね。
自給自足に相性がいいのが蓄電池
太陽光で発電した電気は、
現状、そのままだと「使う」か「売る」の選択肢しかありません。
貯める為の力は太陽光パネル自体にはついていないのです。
なので、日中は太陽光でつくった電気を使いながら生活して、
つくりすぎてしまった電気は、売るという仕組みですが、
夜になると、発電しませんから、この時間帯は電気を中電などの
電力会社から購入するという事になります。
そこで、相性が良いのが住宅に搭載する家庭用蓄電池です。
日中の発電で余った電力を蓄電池に貯めていき、
夜の発電しない時間でも、
日中につくった電気で過ごすので、
電気料金がガクっと下がる事間違いなしですね。
また、災害時にも強いので、今とてもニーズが高い商材です。
でも、予算は大丈夫ですか?
ここまでお話しすると、
まるで私が太陽光と蓄電池を新築時には是非とも買って取付けましょう!
みたいな感じになりますが、手放しに賛成できず、そこは考えものです。
なぜなら、蓄電池もまだまだ非常に高額だからです。
電気代は安くなるかもしれませんが、
新築をするイニシャルコストが、家庭用蓄電池をついでいない家に比べて、
絶対に高くなります。
さらに、住宅ローンをつかって新築を考えている方は、
単純に蓄電池だけの金額ではなくて、
そこに住宅ローンの金利も乗ってきます。
結果、販売価格よりも高い金額で実際は購入することになるわけです。
予算に余裕がない…でも蓄電池と太陽光はほしい…という方
自己資金で太陽光発電や、蓄電池をつけられないけど、
なんとか太陽光発電や蓄電池を付けたいという方にオススメな方法があります。
それは、太陽光発電や、蓄電池をリースするという方法です。
特に、蓄電池はリースの方がオススメではないかなぁと感じます。
住宅に使われる家庭用蓄電池の中のリチウムイオン電池は、
家庭用になったからといって、20年、30年ともつようなものではありません。
だいたい寿命は10年くらいと言われています。
とはいっても、10年経ったらすぐに充電できなくなるというわけではなく、
満タンの状態に比べて、充電できる量が90%、80%や70%になり、減っていくものです。
そして最終的には、電池交換が必要になると言われています。
そんな中で、20年、30年もつものであれば、
購入しても良いと思いますが、
寿命が単純に10年くらいで、どんどん充電が弱まるということであれば、
リースをして、月々何千円かの支払いをしていくという方法もオススメです。
リースの細かい条件や、使用方法は個別でしっかりと間違いの無いようにお伝えしていきますので、
もしご興味ありましたらイトー工務店までお問合せください。
昨年の千葉の台風による災害、
地震による停電など、
これからの時代、蓄電池などの災害対策機材も
家づくりをしていく中ではしっかりと取り組むべき部分だと感じます。
しかし、最終的には、
家づくりの目的は、家族が笑顔で暮らす住まいをつくる事です。
日常生活で優先するべき事を省いて蓄電池や太陽光を載せるのは、
考え直したほうが良いかと思いますし、
何よりも、日常生活で一番リアルに向き合わなければならないのは、
月々の生活費や住宅ローンを含めた、生活に必要な金額です。
必要性が高いからと言って、
日常生活を苦しめる資金計画をしてまで蓄電池を考える必要はないのではないか?
私はそう考えます。
家づくりで必要なのは、
やっぱり一生かけて支払っていく住宅ローンで
無理なく支払える金額を知り、
その予算の中で家づくりを完結することだと思います。
住宅ローンの勉強は、こちらからお申込みできます。
私の書いているコラムも是非、ご覧ください。
>>>絶対に失敗しない住宅ローンの話はこちらから
>>>後悔しない住宅会社の選び方はこちらから
>>>知って得する土地選びはこちらから
さて、最後になりますが、今月2020年2月のイベントのご案内です。
愛知県西尾市吉良町雑役免(ホワイトウェーブ21から約5分)で、
エコ住宅の見学会があります!
今回の見学会場は、なななんと!弊社監督の伊藤武の自宅の
完成見学会です。
>>>ご興味ある方は、こちらをご覧ください(^^)/