2020/08/29
家づくり情報
令和2年7月豪雨と火災保険
こんにちは!
西尾市のイトー工務店 代表の伊藤明です。
今日、建築業界内のとある情報紙を見ていたら、
災害についての記事がありました。
令和2年7月豪雨をはじめ、
今年は1時間あたりの降水量が、
50mmを超えることがとっても多かったそうです。
1時間あたりの降水量50mmっていうのは、
河川の従来の設備の目安の数値ということで、
河川の整備をする際、
1時間あたり50mmに対応できるように
整備をするように計画をしていくこと
ということです。
その情報紙を見ていると、
2010年から2019年の10年間で、
災害対策として河川の整備の基準を上回る、
1時間あたりの50mmを超える降水量の日が、
平均年間発生件数として、327回だったそうです。
これはこのデータ取りがはじまった、
1976年〜1985年までのデータ、
平均年間発生件数226回に対して1,4倍という
増え方なのだそうです。
それくらいに、
降水量というか、一気にざざざーっと降る
災害や準災害クラスの雨の回数が
年々、増えているということなんですよね。
こちらの気象庁のデータでもわかります。
年々、災害につながるような豪雨が
増えてきているのだとしたら、
愛知県のこの三河地域もいつ大雨、豪雨が
やってきて、床上浸水、床下浸水というレベルの
災害がやってくるかわかりません。
この降水量が日本全国で増えて、
日本全体で災害級にまでなっていくと、
今後心配になってくるのが、火災保険です。
昔、三河の岡崎市で集中豪雨があった時くらいから、
火災保険の水災補償がかなり高額になったのは、
私も忘れられません。
それまで火災保険の水災担保はそこまでの
金額ではなかったので…。
今後、降水量や災害が増えていくと、
やはり新築時に加入しなければならない、
火災保険の加入の際の金額増加が心配ですね。
というか、
きっと近うちに火災保険の掛け金が上がるだろう、
そんなふうにも業界ないで言われていますし、
いちはやく情報を得ようと火災保険の担当さんに
聞いてみても、
「今はまだ火災保険が上がるという直接的な
お話しはないですが、あがると思います」
という答えでした。
そして、保険でもう一つ大切なのは、
工事中の自然災害の保険・火災保険です。
建築会社の中には、
工事中の自然災害の保険や火災保険に
未加入という会社も酷いときはあるそうです。
加入はしているけど、
火災のみの対応で、豪雨などの浸水に対応する
水災担保が入っていないというケースもあります。
これから家づくりをされる方は、
依頼される工事会社へ、工事中の自然災害保険や、
火災保険には、水災も入っていますか?と
聞くようにしてください。
じゃないと、
水災で工事中の現場に災害級の被害があった時、
発注者(お客様)側に責任が行くことになって、
予想外の出費の可能性が出てきてしまいます。
ちなみにイトー工務店では、
工事中の自然災害保険は、
しっかりと水災担保が入っている保険に入っています。
イトー工務店にすでにご依頼いただいている皆様は、
どうかご安心くださいね。
今日は業界内の情報紙を読んでいて、
ブログに書きたくなったので
お伝えしました!
今日もありがとうございました。