2020/10/19
イベント情報家づくり情報
昨日は換気の質問をいただきました!
こんにちは!
西尾市のイトー工務店 伊藤明です。
一昨日から鬼滅の映画公開で、
CMはいくつかに一回鬼滅コラボですね。
コロナで沈んで景気を回復させる起爆剤がアニメ、
日本らしいですね。
みなさまは何の呼吸でしょうか?(笑)
さて、今日は昨日お客様からご質問いただいた、
「一種換気ってできますか?」
というご質問に対して、
ブログでもお答えしていきたいと思います。
まず結論からですが、
一種換気システムはできます!
というか、大得意です。
イトー工務店では、
断熱先進国のドイツの住環境を
もっと日本に浸透したいと考えているメーカーさん、
日本スティーベル社の一種換気システム、
ツインエアフレッシュという換気システムを
取り扱っています。
赤丸部分が換気システムです
全体のイメージはこんな感じです。
一種換気システムにも、
いろんな種類があるわけですが、
大きく分けると、
家の床下、1階と2階の間、小屋裏などに、
大きな機械を設置して、
そこからダクトで配管をし、
給気と排気をコントロールするという方法と、
私たちが採用している、
ダクトで配管するのではなく、
壁面にだいたい1軒の家に6ヵ所くらい設置して、
給気と排気をコントロールする方法があります。
どちらも正しい設置、正しい使用方法を
守っていただければ、
製品に良し悪しはありません。
新鮮な空気の住環境を整える事が
できると思います。
私もいままで一種換気もいろいろと
採用してきましたが、その経験も踏まえて
私がダクトレスを採用している理由は、
ご説明しておきたいとおもいます。
①ダクト内の結露やカビの問題
②ダクト交換や、器具の交換等のメンテナンス時期に生じる問題
③お客様目線で施工に信頼を持っていただける点
の3点があります。
先ほど、正しい使用方法というお話をしましたが、
正しくない使用方法をとると、
ダクト式の一種換気は、ダクト内で結露が生じて水分が沸いたり、
果てはカビが生えてしまって、
かえって悪い住環境を作り出してしまう恐れがあります。
これはあくまで、
正しくない使用方法をとった場合ですので、
正しく使用していただければ、問題はありません。
ただ、少しでも減らせる事ができるなら、
結露やカビのリスクって無い方が良いと思って
てダクトレスを採用しています。
次に、ダクトや器具の交換の件ですが、
やはり機械である以上はいつか交換の時期はきます。
その時にかなり苦労する事になってしまうのは、
家づくりで長いお付き合いになる事を思うと、
交換で大きなコストを要するのは、
私は家の主治医として優しくないなぁって
思うのです。
その反面、このダクトレスの換気材は、
交換も簡単ですし、
お掃除もとても簡単ですので、
何年経っても楽々なメンテナンスです。
また、施工も簡単です。
施工が簡単ということは、
機械がただしく設置される安心感があります。
複雑なシステムだと、
壁や天井の中に配管が隠れてしまうので、
正しく施工されているか、
お客様が心配されてしまうかもしれませんよね。
ダクトレスで施工が楽だとその不安が解消されます。
あれ?ダクトレスっていい事ずくめ?
って思うのですが、
デメリットがあるとすれば、
ダクトありの換気システムよりも、
ダクトレスの換気システムのほうが、
器具代が高いです。
最終的には、
ダクト有の機械+施工費と、
ダクトレスの機械+施工費は、
トントン位か、
少しダクトレスの方が高いくらいになると思います。
ここからは、ちょっと補足で、
ダクト有も無しも両方が備えている、
一種換気システムの良さもお伝えしておきますね。
一種換気システムには、
熱交換型というものが主流になっています。
これは、外気から入ってくる
空気の温度に室内が影響されにくい仕組みです。
だいたいシステムごとに、
熱交換率70%~90%くらいの違いがあります。
この絵が分かりやすいので、
日本スティーベルさんから拝借してきましたが、
冬、外気0度、内気20度の時、
内気外気の温度差は20度。
ここに熱交換率90%をかけると、
(ツインエアフレッシュは90%です)
20度×90%=18度
外から0度の空気が入ってきても、
この機械を通過する時は、
18度の温度になっているという感じです。
これで、暖房で暖めたおウチの空気を、
無駄にすることがありません。
これが熱交換という仕組みです。
もしも、なんとなく体感したいなぁ
という方いらっしゃったら、
ドライヤ―を使った実験ができますので、
今度のモデルハウスの家づくり相談会にて、
是非確かめてみてください。
今日は、一種換気についてお話をしました。
でも、これだけ話をしておきながら、
実は一種換気をする前に、
もっと気を付けておかなければいけない事があります。
それは、
気密をしっかりとした建物を建てるということです。
これがしっかりしていないのに、
どれだけ換気を強化しても、
あまり有効ではありません。
そんな話もまた、
ブログでしていきますね。
ではではありがとうございました。