2024/01/23
エコ住宅豆知識家づくり情報
車の窓が凍る現象
こんにちは!
西尾市のイトー工務店 伊藤明です。
毎日寒いですね。
他県では雪のせいで立ち往生とか、
ホワイトアウトで大事故に発展とか、
雪かきをしていて埋もれてしまったとか、
ほんとうに今年は寒い気候による事故などが
多いですね。
そんな寒い中、
地味に迷惑なのが、
朝起きると車の窓が凍っているという現象。
駐車場にカーポートがついていると、
車の窓ガラスは凍っていないのに、
野ざらしだと凍る。
この現象について、
今日は何となく書きたくなったので、
書いてしまいます。
昔、先人の方々は、
霜が降りるという言葉をつかって
この現象を説明していましたよね。
さて、以前のブログで、
熱の種類について書きました。
(→こちらの記事です。)
この中の放射・輻射という種類の熱移動で
車の窓ガラスが凍るという現象が起こります。
どんなものでも、
二つのものが存在すると、
そのモノ同士で必ず熱移動を電磁波の形で行います。
人と人でもそうです。
物と物もそうです。
必ず熱の高いモノから、低いモノへと
熱は移動します。
日中、日なたにいると暖かいのは、
太陽という高温なものから、
人へ太陽の熱が電磁波の形で移動しているからなのです。
ちなみに途中に、-270度くらいの宇宙空間が、
約1億5000万キロあるにもかかわらず、
ポカポカとあたたかさが伝わってくるって、
どんだけ太陽って熱いんだよ!
って感じですよね(笑)
少し話それましたね。
で、車の窓ガラスってなんで凍るの?
って話しなんですが、
1日で最も寒いのって、
朝方ですよね。
その時間には、
太陽は出ていないので、
-270度の宇宙空間と、
車の窓ガラスで熱のやりとりをしているわけす。
その時に、
車のガラスは宇宙空間の寒さに
熱を取られまくってキンキンに冷えて、
そこに空気中の水蒸気が触れて結露して、
あっと言う間に凍るという仕組みです。
(かなり大まかな説明です)
これがカーポートがあると、
車の窓ガラスの代わりに、
カーポートの屋根と宇宙空間とが
熱のやりとりをしてくれて、
車のガラスはというと、
カーポートの天井と
熱のやりとりをするので、
そこまで影響を受けないので、
凍らないという事になるんですね。
なので、
冬場の朝、
仕事で出かける時間が早いという方は、
カーポートがあると、凍らずに済みますね。
ちなみに私は、
大学生の頃、コンビニで夜勤のバイトをしていて、
バイトを6:00に上がって帰ろうとすると、
店舗からちょっと離れた駐車場では、
必ず車のフロントガラスが凍っていました。
窓の氷を溶かすために、
車の暖房をかけて窓に温風をあてるのですが、
ちーーーっとも溶けていかずに、
イライラしたこともありました。
稀に、そのまま車の中で
寝落ちしたこともいい思い出です(笑)
以前、ある方のお話しで、
カーポートなんてあったら、
家の景観が台無しだ!的なことを
おっしゃってる方がいると聞きました。
人それぞれ考えがあるとは思いますが、
日本の冬という季節と、
ストレスの無い暮らし方を考えた上で、
カーポートを付けるつけないは判断だと思いますし、
決めつけは良くないなぁって思いました。
こういった物理現象をもとに、
住宅の事や住み心地の事、
また外構計画を立てると、
快適な生活が見えてきそうです。
さて、今日もつらつら書きましたが、
熱という事でいくと、
家の中の熱は、生活の快適さに
かなり関わってくると思いますが、
それが体感できるイベントを予定しています。
イトー工務店で現在多くの方に選ばれているエコ住宅を
じっさいに住んで1年経ったご家族の協力をいただき、
エコ住宅を体感できるイベントをご用意しました。
住宅の熱の事を勉強している、
伊藤明もいますので、
家の温度の事やエコ住宅の事がききたいという方は、
お申込みくださいね。