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BLOGスタッフブログ

2021/05/01

エコ住宅豆知識家づくり情報

気密測定の結果を発表

気密測定の平均結果が変わりました

こんにちは!

西尾市で高気密高断熱住宅を建てる

イトー工務店 代表の伊藤明です。

今日は、イトー工務店のエコ住宅シリーズで

測定している気密測定について

お伝えしていきます。

気密ってそもそも何?

気密測定の結果をお伝えする前に、

気密っていうのが、

そもそもなんなのか?について

お伝えしますね。

気密というのは、

住宅にどれくらいの隙間があるのか

示したものです。

気密性能ともよばれ、

一般的には、C値と表現されます

単位は、㎠/㎡ という単位になります。

この数値が少なければ少ないほど、

低ければ低いほど、

気密性能は良いという結果となります。

なんとなく、

数字が大きいほど良く見えてしまうのですが、

間違えないでくださいね。

C値は数字が小さいほど、

性能が良い(隙間がすくない)ということに

あたります。

一般的に、

過去の記事などをネットで検索していると、

昔々の日本のC値の目安は、

5㎠/㎡だったようです。

(現在法的な基準値はありません)

数年前からちょこちょこと言われている

よく大手のハウジングセンターにはいっている

ハウスメーカーさんの高気密高断熱住宅の

C値の基準数値が2㎠/㎡と言われていました。

で、私たちが目指す、

エコ住宅は、そのさらに上を目指したいと思い、

エコ住宅の商品設定上、

0.5以下をC値の基準値として

設けてきました。

言ってみれば、私たちのエコ住宅は、

超高気密高断熱住宅ということになりますね♪

C値は少ないと何が良いの?

よく、C値が少ないと何が良いの?

という質問をいただきます。

そうですよね、ただ単に隙間が少ないだけでは、

ふーん

って思ってしまいますよね。

C値が少ない高気密な家のメリットは、

大きく分けると3つ!

1 寒くなりにくく暖まりやすい

2 いつでも健康的な新鮮な空気環境

3 花粉などの屋外の粒子に左右されない

1 寒くなりにくく暖まりやすい

気密性能(C値)が良いと、

冬場に家の小さな隙間から

空気が逃げていかないので、

暖まった空気を

お部屋にとどめることができます

そうなると、部屋の中の熱損失が少ないので、

部屋が冷えにくいという効果があります。

実は、

4月からの断熱性能の説明義務化が

決まってから、

最近、テレビCMでもUA値という断熱性能の

言葉が聞かれるようになってきました。

その影響もあって、

断熱に目を向けられる方が

とってもたくさんいらっしゃいますが、

せっかくお金を投資して

断熱性能(UA値)を高くしても、

隙間から熱が逃げてしまっては、

(C値が悪くては)

断熱を強化したのにもったいないくらい

家の中の熱が逃げていってしまいます。

なので、断熱性能をあげる時は、

必ず気密性能を高めないといけません。

だから高気密高断熱住宅という言葉の通り、

気密と断熱ってセットじゃないと

いけないんですね。

また、C値が悪い住宅では、

空気の性質上、

天井の方に上がった暖かい空気が、

天井近くの隙間から外に出て行くという

傾向にあると言われます。

すると、空気は同じ量が出たら、

同じ量入ってくるという法則があるので、

今度は、足元の隙間から、

外気の寒い空気が入ってきます。

すると、床の表面近くには、

温度の低い空気がたまって、

床が冷えていきます。

部屋の中はそこそこあったかいのに、

足元がなんだか冷える…、

そんな現象を生み出してしまいます。

そして厄介なことに、

あったかい空気と、冷たい空気って、

コーヒー牛乳みたいかき混ぜても

混ざってはくれません。

あったかい空気と、

冷たい空気は、

混ざり合わず停滞してしまう性質があるので、

C値が悪い住宅では、

いつまでたっても底冷えが消えない環境

自然に生み出してしまうんですね。

2 いつでも健康的な新鮮な空気環境

次に言えるのが、

いつでも新鮮な空気環境を

室内で保つことができる

ということにふれます。

気密性能が高いと思うと、

密閉度が高いから何だか息苦しいな…、

そんなふうに思う方がいらっしゃると思います。

個人差があるとは思いますが、

気密性能の高い

高気密高断熱住宅は、

決して息苦しくて仕方ないということは

ありません。

それは、現行の法律の建物は、

全て計画的に換気をすることが

義務付けられているからです。

24時間換気の計画をして、

2時間に家の中の体積相当の空気を

入れ替えるというのが、

この法律のポイントです。

そのために、家の中に計算した量の

換気扇と、給気口をつけて、

給気口から空気を取り入れて、

換気扇で出すということが、

家の中で行われています。

(第三種換気の方法といいます。

一種換気と三種換気はまた別の機会に)

では、高気密な住宅(C値1以下)と、

気密が悪い住宅(C値2以上)とでは、

どちらが家の中の空気が新鮮と

言えるでしょうか?

なんとなく、

みなさんが想像するのが、

隙間がたくさん空いている

気密の悪い住宅のように思いますよね。

でも、実際は、壁際や天井近くの、

外気と面している隙間の近くでは、

隙間風が入ってきて、

空気が新鮮ですが、

隙間が少ない家の中心あたりの空気は、

澱んでいる可能性が高いですよね。

換気するときに空気は、

常に出て行く量と、入ってくる量を

均一に保とうとします。

なので、

換気扇で空気を外に出すと、

C値が良い、高気密の家では、

給気口から換気扇で出ていった量と

同じだけの必要な量の空気が入ってきて、

しっかりと換気経路を通って、

再び換気扇から排気されます。

しかし、

C値が悪い、気密の悪い家では、

換気扇で外に出した量と、

給気口から入ってくる空気の量が

イコールにはなりません。

隙間から入る空気と、給気口から入る空気の

合計になってしまいます。

そうなると、計画的ではなくなってしまいますね。

こんなことはないことを祈りますが、

極端にC値が悪い家ができると、

トイレの換気扇で排気をするとして、

トイレの床と壁の間、天井と壁の間などに、

隙間が多く空いているとしたら、

そこで、ショートサーキットを起こして、

トイレの隙間から入ってくる空気だけを

常に外に排気する効果しかもてなくなることも

理論上では考えられます。

家の中を常に新鮮な空気にするためにも、

気密をよくして、

計画的な換気をしたいですね。

3 花粉などの屋外の粒子に左右されない

気密(C値)が良いということは、

当然、外からの有害物質を、

給気口のフィルターのみで

除去できるということになります。

いくら給気口にどんなにすごい

フィルターがついていたとしても、

家の隙間がそこらじゅうにあっては、

その隙間からは、

ノンフィルター状態で空気をいれることに

なりかねません。

私も、花粉症やアレルギーもちで、

この今の季節はお客様にご迷惑を

おかけしてしまうのですが、

高気密住宅で

C値を0.5以下くらいにできれば、

有害物質が入ってくる量も

減らすことが可能だと思います。

先ほどさらりと書きましたが、

家に換気のために取り付ける給気口は、

花粉除去のフィルターが

ついているものが多いので、

花粉症の方は、

特に換気には気をつけた方が良いと感じます。

ただ、ここからはちょっと愚痴ですが、

最近お客様から

「花粉症なので、一種換気でお願いします」

というご要望をいただくことがあります。

これ、正しいようで間違っていて、

フィルターの性能だけで見ると、

一種換気のフィルターの方が、

三種換気のフィルターよりも、

シンプルに花粉などを除去しやすいと思います。

でも、もう勘の良い方は

私が何を言いたいのか

わかっていると思いますが、

換気の方法を変えたからといっても、

そもそもの家の中の隙間をどうにかしなければ、

根本的に間違った結果が出てしまいます。

なので、本当に花粉症の方が

我々に要望をいただくならば、

「花粉症なので、

高気密でお願いします。

ちなみにC値は、

どれくらいでつくってくれますか?」

なんてふうに言っていただけたらパーフェクト♪

こんな時代がきたら最高ですよね(笑)

一種換気という、高額商品を売るために、

自社の気密性能も公開せずに、

花粉症をダシにして提案するというのは、

学んでいる私としては違和感しかないです。

これを読んでくださっている方は、

こういう売り方に気をつけてくださいね。

イトー工務店の気密性能 C値の平均値

さてさて、

色々と気密について語ってしまいましたが、

今日のブログの目的は

イトー工務店のC値の平均を

お伝えすることでした。

イトー工務店のC値の平均値は、

今現在0.2㎠/㎡です。

これ、かなり良い数値だと思います。

私たちは必ず

お客様に計測値をお伝えしますが、

先日のお客様からは、

「良い数字がでたみたいですね〜」

と満足なお言葉をいただきました。

ただ、

ここからは笑い話みたいなものですが、

うちの工務の高井は、

0.2でも、悔しがっております。

「まだ0.2もあるのかぁ!」って。

良い監督がイトー工務店にはいます♪

さて、今日は気密性能について

お伝えをしていきました。

本当の高気密高断熱住宅を建てたい!

そう思っている方は、

ぜひとも私たちのところに

相談にきてくださいね。

こういった、

性能に関するセミナーも開催していますので、

>>>こちら<<<も是非ご予約お待ちしています。

お待ちしています。

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