2025/12/11
2026年度住宅補助金制度

2025年、イトー工務店でも多くの補助金を新築、リフォーム共に活用させていただきました。
2026年も新築住宅もリフォーム・リノベーションでも補助金が活用できるときうことが
発表となりましたので、今回は新築住宅の補助金についてお知らせしていきます。

新築住宅の補助金
2025年は「子育てグリーン住宅支援事業補助金」という名前で、
GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅、各それぞれに補助金がでていました。
中でも、2025年から始まったGX志向型住宅補助金ですが、2025年はアッという間にいっぱいになってしまい、希望していたけれどもらえなかったという話をXなどのSNSで話題となりました。
そんなちょっと苦い話題も出ていた住宅補助金ですが、2026年の補助金については次の通りです。
みらいエコ住宅2026事業
みらいエコ住宅2026事業については、はじめて温熱のエリア分けにて金額が変わるようになりました。基準としてはⅠ~Ⅳ地域と、Ⅴ~Ⅶ地域で補助金の上限金額が変わります。
私たちの地域はⅥ地域となりますので、Ⅴ~Ⅶ地域で活用できる補助金の上限でお伝えします。
- GX志向型住宅:110万円/戸
- 長期優良住宅:75万円/戸(子育て・若者夫婦世帯)
- ZEH水準住宅:35万円/戸(子育て・若者夫婦世帯)
という感じです。
ここでも目玉となってくるのが、GX志向型住宅だと思いますが、適用条件としては以下の通りです。
- 断熱等級6以上
- 再エネを除く一次エネルギー削減率35%以上
- 再エネを含む一次エネルギー削減率100%以上
- HEMSの設置
また補助金対象となる工事の着手要件について、2025年と2026年では違いがあるようで、
2025年の子育てグリーン住宅支援事業では、「基礎工事より後の工程の工事」を対象としていたが、
「基礎工事」が着手の要件となるようです。
着手日が2025年11月28日以降であることが適用の条件となりました。
交付期限は、一緒で2026年12月31日となります。
補助金も大事だが工事の精度も大事!
補助金を受ける際の注意点として、補助金に適合する工事にどれくらい慣れているか?
というのがあげられます。
イトー工務店では、断熱等級6の工事やHEMS工事については2025年以前から取り組んでいるので昨年同様に慣れている工事になりますが、補助金を目当てに、今までやってこなかった高性能住宅の工事を突然やろうとしても、実はなかなかうまく性能を出せない事が多いのです。

特に、断熱工事は図面上では性能が出せていても、実際に施工をしてみると、
断熱等級6以上の工事はかなりの施工精度を必要とする為、
補助金の為の一次しのぎの工事をしている建築会社では、
補助金自体は適用となるかもしれないが、
実際の住み心地に反映するのは難しいと思ってしまいます。
特に注目するところとして、断熱とほぼセットとなってくる気密工事については、
気密検査を全棟やっているイトー工務店のような工務店と、
気密検査をやってこなかった工務店とはかなりの差がうまれてくると思います。
気密性能は建築確認にも、補助金にも関係してこない為、断熱性能だけを計算上満たして、
実際の建物の気密性能が低くてはせっかくの高断熱が台無しということにもなりかねないので
とても注意が必要です。
新築工事で補助金をどう位置付けるか?
新築住宅で補助金を受ける際にとても重要なことが、
補助金ありきで資金計画をしないということです。
昨年のGX志向型住宅でも問題となりましたが、
補助金が満額になってしまって、
もしかしたら受けられないという事があった場合の事まで考えて補助金は計画していきましょう。

ハウスメーカーなどの高額な建物を扱っているところでは、
補助金ありきで資金計画が組まれますが、
もしも受けられなかった場合は、その補助金で補填しようと思っていた分は、
現金もしくは住宅ローンで補わなければなりません。
ご自身の身の丈以上の金額にならないように
しっかりと安全な資金計画を立てることを必ず念頭置いておいてください。
補助金の扱いにも慣れていて、地域密着の工務店に相談
イトー工務店では何年も前から補助金の申請を行っていますので、
補助金に関しての経験は豊富です。

また、創業から48年間、地域密着での工事で地元のお客様からも
評価をいただいてきておりますので、これから先のメンテナンスなども含めて、
補助金にも強く、地域密着の仕事、安心安全の高性能住宅を求めているという方は、
イトー工務店へ是非お声掛けいただけますと幸いです。
