2021.10.09
家づくり情報
住宅ローンの知識

日経新聞より~住宅ローンの信用情報~

社長 伊藤明

こんにちは!

愛知県西尾市で子育て世代の

高気密高断熱をつくる

イトー工務店の伊藤です。

 

今日は、最近コロナ禍で

見落としがちになってしまっている話題について、

ブログを書いていきたいと思います。

日経新聞電子版より

日経新聞電子版を今朝読んでいて、

これはこれから住宅ローンを借りて

家づくりをされる方に、

再度お伝えしておいた方がいいなぁ

そんな風に感じた話題があったので、

お伝えします。


日経新聞の有料版なので、

記事をそのまま掲載すると

良くないので、かみ砕きながら、

私の知識や経験も踏まえて伝えします。

 

 

最近、メルカリの子会社メルペイさんや、

LINEクレジットさんが、

少額融資サービスを手掛けているようで、

利用者が増えているそうです。


コロナ禍で、

収入が不安定になり、

ちょっと生活費の足しに…、

ほしいものが今すぐほしいなぁ、

など気軽に借りることができてしまうのが、

電子決済会社の少額融資です。

審査時間が短いのも特徴で、

そこまで重要な借り入れだと

思わない方が多いです。

でも、借り入れは借入なので、

実績は残ってしまいます


この少額融資は、

これから住宅ローンを借りようとしている方は

要注意です。

できれば使わないようにしてくださいね。

 

融資審査には自社情報と信用情報の二段階

融資と名のつくもの

(クレジット・少額融資・住宅ローン)には、

申込時に記入する「自社情報」と、

個人信用情報にある「信用情報」

二段階の審査があります。


自社情報とは、

申込書に書く、年齢や家族構成、勤務先、

年収、勤続年数といったものです。

(住宅ローンの申し込みの時も書きます)


信用情報とは、

過去の融資歴やクレジットカードの利用状況、

返済前の借入金情報(リボ払いも含む)です。


住宅ローンを組む際に、

金融機関は、自社情報だけでなく信用情報も含め

審査を行います。

住宅ローンを借りるならここに注意!

住宅ローンを借りるのには、

特に「信用情報」が重要です


信用情報の中に、

異動情報と言われる

  • 返済の遅れ
  • 自己破産
  • 保証会社の代位弁済

がついてしまうとまずいです。


自己破産や代位弁済は、

これから住宅ローンを借りて

家を建てる方がされるはずないので、

問題ないと思いますが、

返済の遅れはかかわります。

 

カード払いや、融資返済が

61日以上の延滞があったり、

3か月以上の延滞があると、

異動情報が登録されます。

 

異動情報の登録というのが、

一般的に「ブラックリスト」と呼ばれる、

「住宅ローン、借り入れがヤバイ(汗」

ってやつです。

ただ、

これは一般的にいうだけで、

ブラックリスト自体存在しないと

専門機関からは私は聞いています。

 

住宅ローンの申し込みがあり、

その方の信用情報を調べて、

異動情報があると、

住宅ローンを不承認にするというだけで、

ブラックリストで管理はしないみたいですね。

信用情報で特に注意する項目

ここでは、

信用情報に登録されるものの例をあげます。

スマホの分割払い割賦払いですが、これはローンを組んでいます。
奨学金の支払い遅延遅延すると信用情報に傷がつく可能性が高いです。
クレジットカード利用利用歴と支払い歴、滞納歴が明確にでます。
消費者金融のローン利用歴と支払い歴、滞納歴が明確にでます。
車のローンなど分割払い利用歴と支払い歴、滞納歴が明確にでます。

この4つは、

これから住宅ローンを考えている方は、

本当に注意してください。

特に、気が付かないうちに

やってしまっているのが、

スマホの割賦金の滞納です。

これは全国的に多いみたいです。

携帯料金のつもりで払っていても、

これ、きちんと審査されて

ローンを組んでいます。

 

ご本人はローンを組んでいるなんて

思っていないくらい気軽にスマホを購入して、

分割払いという名目で

払っていると思っていますが、

これ、立派なローンです。

住宅ローンに響きます。


一括払いの方は問題ありませんが、

携帯料金は絶対に滞納してはいけません。

 

あとは、

消費者金融についてですが、

これに関しては結構厳しいです。

滞納が無くても、利用しただけで

住宅ローンの金融機関が不審に思います

 

なぜなら、

今現在の給与所得だけで生活ができないのに、

住宅ローンを組んでも返済が可能なの?

という疑問を金融機関、

ならびに保証会社がもつからです。

だから住宅ローンを考えているなら、

消費者金融(アコムとか)だけは

絶対に手を出さないように注意です。

 

信用情報の異動情報(ブラック)は、

登録された時から5年は消えませんので、

ひどいと5年は住宅ローンが難しくなるという、

本当に注意が必要となる部分です。

 

もし、心当たりがあるという方は、

CICという信用情報機関で、

ご自身の信用情報を確認してみてください。

見方がわからないとかあれば、

アドバイスさせていただきますので、

お気軽にお問合せください。

8月時点での異動情報件数

さて、日経新聞電子版によると、

今年の8月時点での異動情報件数は、

1878万件という2011年度に比べて3割増しという

驚異的な件数です。

年々増え続けているということですよね。

 

ローンと知らずに滞納する

携帯電話の支払い遅延や、

コロナの影響で、

非接触決済など、

コンビニの電子決済で、

後払い制度が普及したことによる

増加と予想されています。


生活費の支払い遅延に注意です

住宅ローンを借りて家づくりをするなら、

住宅の計画や土地探しも大事ですが、

日々の暮らしのお金の支払い管理、

特にカードや電子決済の管理を

今一度見直していただけると

安全に家づくりができるのではないでしょうか

 

いざ、いい土地も見つかり、

本格的に進もうとしたときに

住宅ローンで躓いてしまうのは

本当に残念で後悔しきれません。

楽しく安心して家づくりができるように、

今できることを再度確認してください。

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