家づくりを考え始めると、TVのコマーシャルや、ネット広告などで、
「坪単価」という言葉を目にすることがあります。
ある建築会社では坪単価○○万円という価格の表記がなされていて、
なんだかとっても安く家を建てることができそうな印象を持ちます。
しかし、多くの場合、その坪単価〇〇万円という価格で家を建てることはおそらくかないません。
それはなぜでしょうか?
ここでは、家づくりの価格表記の種類についてお伝えしていくと共に、
私たちイトー工務店のコミコミ価格の表示の仕方をお伝えしていきます。
1つ目は坪単価という価格表示の考え方です。
別の呼び方をするなら、本体価格とも呼びます。
これは、本当に建物本体だけのことを指し、
それをつくるための付帯的な価格や、建物外の配管費用、申請等に関わる費用などの価格を全て抜いてしまい、
表面上安く見せる為だけにつくられた価格のことをいいます。
この坪単価表示で家づくりをしようとすると以下の8つの価格をすべて把握することから始めなければなりません。
この8つの項目が建物に関わる費用となるわけですが、
その中で、坪単価〇〇万円と表示されて明確なのは最上部の「1」だけです。
そして、広告宣伝で広く告知されているのも、最上部の「1」の部分だけで、
他の7項目は一般的に坪単価から省かれています。
(建築会社の価格表記方法によって、項目の中には本体金額の坪単価に含まれるもの等もあります)
坪単価〇〇万円、もしくはヘーベー(㎡)単価〇〇円に建物の坪数や㎡数をかけて計算した価格で
新築の住宅が建てられると思って実際にハウスメーカーに行ってみたら、
300万円以上も高額となる、もしくは葬礼上の想像をはるかに超える
家づくりの価格を提示されることになるかもしれません。
坪単価〇〇万円と表示されている場合は、一体その坪単価の中にどれだけのものが価格に含まれているのかを、
しっかりと担当者から聞くことが大事です。
また、坪単価の表示で新築のご提案をされている建築会社とお話をされる場合は、
坪単価部分以外の項目の価格を、本設計ではない概算の段階でかなり低目に表示され、
後々、実際にかかる費用を知らされる際に、高額になっているというケースが業界でも問題になっていますので、
ある程度、金額にゆとりをもって打合せをしなければなりません。
※イトー工務店では、坪単価表示で算出し、付帯費用などをバンバン上乗せしていく
住宅の見積もり価格表示の方式は採用していません。
2つ目にお伝えするのはコミコミ価格です。
コミコミ価格というのは、本体金額の価格だけを安く見せようとする坪単価での価格表記と違い、
実際に家づくり自体がいくらくらいの金額で行うことができるのかを表記する価格表示方法です。
イトー工務店では、こちらの方法を採用させていただいており、
ご提示価格の中には先程の坪単価表記で比較していくと、
【コミコミの価格の内訳】
これら8項目すべてが含まれた金額となります。
このコミコミ金額で表記することのメリットは、
坪単価表記とは違って、シンプルにお客様にわかりやすく家づくりに必要な金額をお伝えすることができます。
また、家づくりにかかってくる費用は建物以外にも
がかかってくるので、坪単価表記のように建物に関わる費用の、価格の表示の仕方を複雑化すれば複雑化しただけ、
家づくりに必要となる価格の把握がわかりづらくなってきてしまいます。
逆にコミコミ価格表記のデメリットとしては、新築するための価格が正直にすべて出てしまうことになるので、
広告チラシなどを見ると、パット見て坪単価の価格表示に比べて「高い!」と判断をされてしまうことです。
しかし、私達イトー工務店は西尾市で見せかけだけ安くなるような駆け引きのようなことは
したくありませんから、坪単価表記ではなく、コミコミ価格の表示方法を採用しています。
新築の価格表示で最も大切なことは、パット見を安く見せることではなく、
そのご家族の家づくりが住めるようになるまで最終的にいくらかかるのか?ではないでしょうか。
イトー工務店では、家づくり計画がいくら最終的にいくらくらいかかるのか?
そこに着目をして金額表示をさせていただいておりますので、
今、家づくりで価格で不安だという方や、坪単価の表示に惑わされてしまっているという方は、
ぜひお問い合わせいただければ幸いです。
土地から購入して新築計画を建てられている方には、土地からの家づくりに必要な金額を、
土地をすでに所有されていて、建物だけの計画となる方には、新築するのに必要な金額を、
しっかりとお伝えさせていただきます。
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