「家づくりで絶対失敗したくない!」だれもがそう思っているはずです。
なぜなら、家は人生でもっとも高い買い物だと思っているからです。
だから、色んな建築会社のホームページで下調べをしたり、
ハウジングセンターへ見学に行ったりして、できる限りのことをします。
そこまで多くの時間と手間をかけておこなった家づくりなのに、
なぜ失敗する人がでてしまうのでしょうか。
その失敗の原因は、住宅ローンにあります。
家づくりをする人の中で、どれくらいの方が住宅ローンの事を本当に理解して借りているでしょうか?
家づくりをされた多くの方が
「住宅ローンってよくわからないから、ハウスメーカーの担当さん任せた」
というのです。
必要書類だけ集めたら、
ハウスメーカーさんが金融機関に審査を依頼してくれて〇〇万円借り入れができると言われたから、
その予算内で家づくりをした。これが日本の家づくりの現状です。
でもよく考えてください
屁理屈に聞こえるかもしれませんが、住宅ローンを使って住宅を購入される方にとっては、
住宅以上に高い買い物、それが住宅ローンなのです。
というのも、例えば2,500万円の住宅を購入するとき、
住宅は2,500万円を支払えば購入できますが、
住宅ローンは2,500万円の住宅価格 + 利息となり、
住宅以上の価格を長期的に支払うことに必ずなります。
人生で最も高い買い物という自覚がないからなのか、
家はいろいろと時間をかけて検討するのに、
住宅ローンに関しては、金利や条件面などをあまり検討せず、
ハウスメーカーや金融機関のいわれるがままに組んでしまう方があまりにも多すぎます。
(金利比較くらいはやられているという方もいらっしゃいます)
ここでは、お客様の人生でもっとも高額な買い物になる住宅ローンについての注意事項を、
工務店の立場からお伝えしますので、
ご自身でかみ砕いて自分の責任において住宅ローンを組むようにしてください。
今はかなりの低金利な時代ですから、金融機関はけっこうな金額を貸してくれます。
そして、住宅会社各社は、沢山借りてくれた方が高額な住宅を購入してもらえるので、
金融機関が貸してくれるだけお客様には借りてもらった方が住宅会社にとって得です。
両社の利害は一致しているのです。しかし、これが危険。
住宅ローンを借りて家づくりをするなら、
絶対に「貸してくれる金額」ではなく、
「借りても良い金額」で家づくりをしなければなりません。
もっとも確実性の高い借りても良い住宅ローンの計算方法は、
将来の40年程度先の家計から逆算してローン金額を算出することです。
お子さんの学費や車の買い替えなどをしっかりと見越した上で、
いくら借り入れをしたら40年先まで家計が破綻しないかを算出できたら安心です。
その方法に未来予測をするライフプランシミュレーションがあります。
これからの人生で定年を迎えるまでのだいたいの生涯で得られる年収は、
どこかのタイミングで起業したり…という事が無ければ、
調べれば実はなんとなくわかります。
その限りある収入の中で、
叶えたいことをすべて叶えようというのはなかなか難しいものです。
ですから、何を優先的にかなえるのか優先順位を考えなければなりません。
その優先順位をつける代表的な項目が次の6項目です。
この6項目で優先順をまず順位付けして、何をもっともかなえたいのかを考えましょう。
そしてここが家づくりで大切なのですが、家づくりの順位は何位でしょうか?
また、まだまだ未来なんて考えられない、そう思うかもしれませんが、
この家づくりという人生の大きな節目である程度は考えておかなければなりません。
もし、この6つの考えがまとまらないのであれば、
厳しい言い方かもしれませんが、家づくりは一旦落ち着いた方が良いでしょう。
このまま進めるのは危険です。
ライフプランナーさんにこう質問してください。
「定年までに住宅ローンが終わるように組んだ方が良いですか?」と。
これが魔法の質問です。
この質問の答えはNOです。
住宅ローンは、定年までに支払い終えても良いですが、
組む段階では最長で組むことが大切です。
なぜなら、住宅ローンは長く組んでおいて繰り上げ返済をするのは認められますが、
短く組んでおいて状況がわるくなったら延ばすというのは基本的にNGだからです。
長い人生、何が起こるかはわかりません。
コロナ禍のように、今後また家計の収支が不安定になることが起きないとも限りません。
それ以上に予想のつかない事態もあるかもしれません。
また、子育て(特に教育資金)には想像もしていないくらいのお金がかかります。
非常事態になってローンの支払いが厳しくなったからといって、
金融機関は助けてくれません。
逆に返せそうに無いとわかると異様に冷たくなるのが金融機関です。
(悪口ですみません)
だからこそ、最長期間で組んでおいて、子育て期を安い月々のローン支払いで乗り越え、
その後貯蓄もできて定年になるころに繰り上げ返済をするというのが、
定年で返済する際の正しい方法なのです。
ライフプランが立てることができたら、住宅ローンの勉強もしておきましょう。
よく、住宅ローンは金利の比較で損か得かを判断されがちですが、
他にもいろいろな項目で比較しなければいけませんし、
住宅ローンを組む際にかかってくる諸費用においても学んでおくべきでしょう。
主に比較する項目はこちらの6項目です。
こちらの6項目の比較の仕方や、いちいち自分で情報収集するのが面倒という方、
住宅ローンの勉強をしたいという方は、
イトー工務店で住宅ローンの相談会・比較会を開催していますので、
是非、住宅ローンの初心者という方は、効率よく情報を得ていただければ幸いです。
いかがでしたか?
「住宅ローンは人生最大の買い物だと理解してこの仕事をしているのか?」
この言葉は、弊社代表が20年前に住宅ローンについて学び始めたころ、
当時、この業界で住宅ローンの先生として、
知らない人はいないくらいのライフプランナーから、
初めてつきつけられた言葉でした。
その時から、お客様の人生を左右するものを、
右から左へ移動するかのように、銀行に任せてしまうことをやめ、
今のイトー工務店の資金計画の体制を築いてきました。
さて、資金計画の注意点5点
注意1 貸してくれる金額ではなく、借りてもいい金額で資金計画を!
注意2 借りても良い金額を知る事!
注意3 将来かかってくるであろう6項目を考える事!
注意4 住宅ローンを熟知したライフプランナーに相談しましょう!
注意5 正しい総支払額がわかったら住宅ローンの勉強を!
これをしっかりと守り、幸せな人生をつくりあげてください。
また、イトー工務店では資金計画や住宅ローン、
ライフプランについての質問や相談も受け付けています。
お気軽にお声かけください。