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エコ住宅に必要な7つのポイント #2 断熱を考えるpart1

断熱のポイント

エコ住宅に必要な7つのポイントということで、前回から連載を開始してきました。

最近はYoutubeなどもあって、情報がいたるところから入ってくるという時代です。しかし、その情報の根拠や裏付けというところでお困り方が多くいらっしゃいます。そんな時に、裏付けとなれるような連載ができたらと思って、始めさせていただきました。

また、本当に快適な高気密高断熱住宅を建てていただきたいという願いも込めて書かせていただいていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。


前回、第1回目のエコ住宅に必要な7つのポイントでもお伝えした、7つを覚えていらっしゃいますか?

もしも、ちょっと記憶が薄いなぁという方は、こちらをご覧いただいて思い出してくださいね。

 

エコ住宅に必要な7つのポイント #Ⅰ

 

さて、7つのポイントの中でもやはり一番有名で気をつける優先順位が高めなこととして、断熱性能をあげるということが大切です。

断熱材といえば、壁の中の断熱材のことを思い浮かべるという方が多いと思いますが、建物の外部に面している部分(これを外皮といいます)全てに断熱材は入っています。

具体的にいうと、屋根の裏側で断熱する屋根断熱、もしくは2階の天井裏で断熱する天井断熱(会社さんや建物の仕様によって変わります)。

壁の中に入っている壁の断熱、これは柱と柱の間に断熱材を入れる充填断熱と、柱よりも外側で断熱する付加断熱(外断熱と表現される方もいらっしゃいます)があり、もう一つ壁の断熱で重要なのが窓も断熱が必要なのだというところです。え?窓に断熱って考えないといけないの???と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

実はこの窓の断熱が特に重要です。

そして、1階の床に断熱材を敷き詰める床断熱か、基礎の側面に断熱材を貼る基礎断熱があります。

断熱を考えるポイントは2つ!

屋根、壁、天井、基礎、床、窓など断熱を考える時にたくさんのことを考えなければいけないように感じますが、実際、断熱を考える上で重要なポイントを大きく分けると・・・

1つめは窓

2つめは窓以外

このように分けることができますので、ややこしく考えずに、シンプルに窓か窓以外という考え方で断熱を考えていただければ良いかと思います。

すこし気が楽になりましたか?

一番家の熱が逃げるのは窓

まずはについてお伝えしていきます。

家の断熱とは、季節によって役割が変わります

冬場は、家の外が寒い状態ですよね。その寒い家の外気に面している部分から、建物の室内の暖かい温度(熱)が逃げにくくする役割(寒さ対策)がまずあります。そして、夏場は外気の暑い暑い空気に対して家の中が涼しい状態ですから、外気の熱を家の中に入れにくくする事(暑さ対策)があります。

このように、まずは熱の性質をしっかりと理解していただきたいのですが、熱は温度の高いところから低いところに熱が移動していくという動き方をします。

ですから、冬場はついつい外の寒い空気の温度が伝わってきて、家の中を寒くしていくという考え方は厳密にいうと正しくありません。正しくは、冬の寒い空気に室内の熱が奪われていく、要は冷たい方から暖かい方に冷たさが伝わるのではなく、暖かい方から冷たい方に熱を奪われていくというのが正しい理解となります。


ここで少し余談ですが、コンビニなどで冷えた缶の飲み物を持っている時に「冷たい!」と感じることがあると思いますが、あの体験はついつい冷たい缶飲料の冷たさが手に伝わってきていると感じてしまいがちですが、実際は手の熱を冷たい缶に奪われている(移動している)というのが正しい物理現象の理解となります。

断熱性能の表示の仕方

家の断熱性能は、昔はQ値(熱損失係数)という数値を使って、建物の床面積に対しての熱損失量を算出していましたが、近年ではUA値(外皮平均熱貫流率)をもちいて、外皮(屋根・天井・外壁・窓・床・基礎)全体の平均値を断熱性能として評価します。


Q値・・・床面積に対して1㎡あたりで内外温度差を1℃だった時に損失する熱量 単位はW/㎡K

UA値・・・外皮1㎡あたりで内外温度差を1℃としたときに移動する熱量の平均値(Average) 単位はW/㎡K(Q値と単位は同じ)


外気に面している部分の外皮とは、先ほどもお伝えした天井や屋根(のどちらかもしくは両方)、外壁、窓、床や基礎(のどちらか)といった部分のことを指します。


ここで、断熱を考えると聞くと、ついつい「家にどんな断熱材を使えばよいのだろうか?」という疑問が家づくりを考え始められたかたには浮かんできます。良い断熱材を使えばきっと快適なお家に住めるんだろう!期待は膨らんでいくことと思います。

断熱材といえば、もっとも有名な断熱材にグラスウール、他にもロックウール、吹付ウレタン断熱材、フェノール系の断熱材、セルロースファイバーなど断熱材には様々な種類や材質が存在します。


どうしても断熱材と聞くと、この壁や天井の断熱材に目がいってしまいがちですが、まずはグッとこらえましょう。

家の断熱を考える上で、もっとも注目してしっかり選定しなければならないものが、実は窓だからです。


この窓の性能をしっかり考えずに、断熱材の種類を考えるのは、実はとても断熱に対して効率の悪い(コストパフォーマンスの悪い)考え方になってしまいます。


なぜなら、壁や天井、床以上に、季節を問わず一番熱が出ていったり入ってきたりして、家の中の温度(室温)に影響を与えるのが窓だからなのです。


次回はこの窓の選び方についてお伝えしていきたいと思います。

今回(と前回)のまとめ

①西三河は6地域に属する

②高気密高断熱住宅は7つのポイントがある

③断熱の単位はUA値とQ値がある

④断熱を考えるならまずは窓を考える

エコ住宅の他のポイントを見る方はこちら

エコ住宅に必要な7つのポイント #Ⅰ

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