2022/10/27
エコ住宅豆知識家づくり情報
日当りを確認するアプリ
こんにちは。
西尾市で家づくりを通じてしあわせつくりたい!
イトー工務店 伊藤です。
今、お客様と土地探しをしており、
気になっている土地の調査をしています。
立地や価格はバッチリなのですが、
日当りが心配ということで、
私の必殺武器を取出して、
しっかりと調査をしています。
そのアプリというのが、
このサンシーカーというアプリです。
(読み方合ってるか、英語なのでわかりません(笑))
このアプリは私の師匠、
兵庫県明石市の松尾設計室の松尾和也先生から
高性能住宅の受講をしている時に
日射取得や日射遮蔽を計画するのに便利だと
教えていただいたアプリです。
このアプリは日当りを確認できるアプリということで、
私たち高性能住宅を扱う実務者は、
冬場の日当たり、いわゆる日射取得をとても気にします。
この日射取得があるかないか、
日光を沢山家の中に入れられるかどうかで、
冬場の日中の高熱費は大きく変わってきます。
(逆に言えば日射取得を考えないと高性能住宅も寒いです)
どの角度なら建物が日射取得できるか?
どの位置に窓をつけるのが良いのか?
そんなことをこのアプリを使いながら確認していきます。
ただ、このアプリ、
画像を見ていただくとわかると思いますが1600円します。
私達実務者には毎度毎度活用できるアプリなので、
1600円なんてすぐにモトがとれますが、
一般の方は、1回きりの家づくりに
わざわざ1600円もかける必要はないと思うので、
私のようなマニアックな実務者から日射取得の話しを聞いたり、
私と一緒に実際に現地で日射取得のチェックをしたりした方が
良さそうだとは思いますが、
物好きな方は購入して試してみてください(笑)
サンシェーカーの内容
このアプリ、どんな風に使うかというと・・・
スマホのカメラを介して日当りの曲線が見れます。
冬至が水色、夏至が赤色
(夏はかなり上の角度なのでこの画像に表示されていません)
これで日射取得が冬に得られるかどうかも、
いつでもオールシーズン確認できるわけです。
例えば、この画面だと、
黄色が今日の曲線で丁度太陽の印に太陽が来ています。
水色が12月22日の冬至の太陽の高さの曲線です。
この角度で見ると、冬至の日には8時から10時までの間、
建物の日陰になるということがわかります。
逆に言えば、8時から10時の間以外は日が当たる場所とも言えます。
西に向けるとこんな感じます
こんな感じで日の入りの場所も見えます。
ということは、西日が夏にどれくらい建物に当たるかというのも
これを使うと見えてくるわけです。
例えば西側に建物がある場合は、
何時まで西日が当たるのかを春と夏に見きわめて、
西側の窓をどの位置につければいいかも
概ね見えてきます。
このアプリをつかって
太陽の位置と建物の窓の位置を考えていくと、
私たちが提唱している日射取得・日射遮蔽の考えられた
間取りをつくることができます。
最初は慣れるのに時間がかかりましたが、
太陽に素直な設計ということで、
これからも私たち、日射取得と日射遮蔽を
考えて家づくりをしていこうと思います。
もし建物の日当たりが気になるという方は、
私たちにお問合せくださいね(^^)/