2023/01/25
エコ住宅豆知識家づくり情報
快適に暮らす6つのポイント!
建築業界は法改正や制度改正等の影響で、今、高性能住宅に各社注目が集まっています。
私たちイトー工務店としては、改正以前から、住みやすい快適な家にするには、
住宅性能は欠かせないと思って取り組んできました。
また、現在は断熱性能だけでなく、暮らし心地に直接かかわってくる空調計画にも取り組んでいます。
制度改正されたことにより、一斉に住宅が高性能化していくことはとても良いことなのですが、
ただ単に断熱材を厚くして、住宅の性能値を示す「UA値」を良くしていくだけというハウスメーカーさんも多く、
実際にはUA値の性能数字遊びをしているだけで、肝心な住み心地、快適性は?という事に対して、
かけたコストに対してのパフォーマンスがあまり得られていないという現状があるようです。
私たちイトー工務店の温熱関係(断熱性能・気密性能・空調計画)の先生でもある、
兵庫県明石市の松尾和也先生もUA値をただ良くしただけでは本当の快適さは得られないと私たちに教えてくださっています。
では、UA値以外にいったい何に取り組めば本当に快適で、コストパフォーマンスの良い家にすることができるのでしょうか?
目次
快適に暮らすための6つのポイント!
ここでは、松尾先生から教わった6つのポイントについてお伝えしていきます。
1 UA値を高める
2 C値を高める
3 日射取得を考えて間取りをつくる
4 日射遮蔽を考えて間取りをつくる
5 給湯器を正しく選択する
6 空調計画ができる建築会社に計画してもらう
この6つのポイントをおさえて家づくりをすることがとっても重要になってきます。
今回は簡単にですが、この6つについて書いていきたいと思います。
2023.01.25
家づくり情報
エコ住宅豆知識
快適に暮らす6つのポイント!
社長 伊藤明
建築業界は法改正や制度改正等の影響で、今、高性能住宅に各社注目が集まっています。
私たちイトー工務店としては、改正以前から、住みやすい快適な家にするには、
住宅性能は欠かせないと思って取り組んできました。
また、現在は断熱性能だけでなく、暮らし心地に直接かかわってくる空調計画にも取り組んでいます。
制度改正されたことにより、一斉に住宅が高性能化していくことはとても良いことなのですが、
ただ単に断熱材を厚くして、住宅の性能値を示す「UA値」を良くしていくだけというハウスメーカーさんも多く、
実際にはUA値の性能数字遊びをしているだけで、肝心な住み心地、快適性は?という事に対して、
かけたコストに対してのパフォーマンスがあまり得られていないという現状があるようです。
私たちイトー工務店の温熱関係(断熱性能・気密性能・空調計画)の先生でもある、
兵庫県明石市の松尾和也先生もUA値をただ良くしただけでは本当の快適さは得られないと私たちに教えてくださっています。
では、UA値以外にいったい何に取り組めば本当に快適で、コストパフォーマンスの良い家にすることができるのでしょうか?
快適に暮らすための6つのポイント!
ここでは、松尾先生から教わった6つのポイントについてお伝えしていきます。
1 UA値を高める
2 C値を高める
3 日射取得を考えて間取りをつくる
4 日射遮蔽を考えて間取りをつくる
5 給湯器を正しく選択する
6 空調計画ができる建築会社に計画してもらう
この6つのポイントをおさえて家づくりをすることがとっても重要になってきます。
今回は簡単にですが、この6つについて書いていきたいと思います。
1 UA値を高める
これは、もうどこの建築会社、ハウスメーカー、ホームメーカーさんも取り組んでおられるであろうと思いますが、
断熱性能を高めていくという事にあたります。
住宅の断熱性能は、UA値という値で表示されますが、これは、建物の屋根、外壁、窓、基礎(床)など、
外気に面している部分(外皮といいます)の、それぞれの素材の断熱効果をそれぞれの素材が使われている面積で
案分計算して算出します。
この数値が小さければ小さい程、断熱効果が高いという結果となります。
今、業界ではこの数値をどれだけ小さくすることができるか?で競っているような状況です。
2 C値を高める
C値とは、建物の隙間を数値化したものです。一般的に気密性能と呼ばれるものになります。
この隙間値が少なければ少ない程、密閉度の高い住宅になります。密閉度が高いということは、
冬場の暖房で温めた空気が隙間から逃げず、暖房の効率を高めてくれる効果を得られます。
夏場も同じことが言えます。
このC値の良し悪しによっても空調計画に大きく影響してきます。
このC値に関しても、住宅会社さんがWEBサイトなどに自社基準値を出している会社もあります。
もちろんイトー工務店のエコ住宅も自社基準をもっており、0.5㎠/㎡以下としています。
逆に高気密高断熱(高断熱のみでも同じ)と言っておいても気密性能が明確でない建築会社さんがあります。
それは本当に高気密高断熱なのかを疑いたくなるものです。
どんなに高断熱でも気密性能が悪ければ、高断熱の効果は何割にも減ってしまいます。
また、一般的な高気密高断熱住宅の基準値は2.0㎠/㎡と、かなり甘い基準値になっています。
松尾先生も、最低でも高気密というなら1.0以下であってほしいというくらいですから、
高気密住宅という表記があったとしても、数値を確認して1.0以下であることを確認しましょう。
でなければ高気密かどうかを判断するには早いといえます。
3・4 日射遮蔽を季節ごとに考える
日射取得、日射遮蔽という言葉は、ちょっと聞きなれないと思いますが、
実は住宅の性能値以上にこの日射取得と日射遮蔽が大きく関わってくることを覚えておいていただきたいです。
日射取得というのは、冬場にどれだけ日を窓から取り入れることができるのか?という事です。
反対に、日射遮蔽というのは、夏場にどれだけ日を窓から入れないようにするのか?という事を言います。
太陽の角度というのは、夏は78°の高さまで上がり、冬は30°の高さが最高点と言われています。
なので、同じ建物でも季節によって太陽の日の光の入り方というのは変わってきます。
この日射取得、日射遮蔽を考えずに建築してしまうと、どうなるのでしょうか?
日射取得を考えずに家づくりをすると、冬場に窓から日の熱が入ってこない為、
暖房だけに頼る事になってしまい、1日中暖房機器に頼らなければならない為、空調計画の光熱費がかなりかかってしまいます。
もしも日射取得をしっかりと考えて家づくりがしてあると、太陽が出ている日中は暖房要らずの家にすることができます。
反対に夏場は、窓から直射日光が入ってジリジリと室内の温度を高めていってしまうので、
エアコンをかけていても、もしそのエアコン以上の熱が窓から入っていたら室内は冷えにくくなってしまいます。
さらに、高断熱化された家なので、家の中に入った熱は逃げにくく、エアコンの効率はとっても悪くなり、
電気代の高騰へとつながります。
このように高断熱が故に住み心地が悪くなるという事があるというのも知っておいていただきたい点です。
ですから、どうやって家の中に太陽の光を入れないで済むのかを間取りや外観を考える時に、まずはじめに行わなければなりません。
奇をてらった間取りや、オシャレな家が流行していますが、快適性を失ってまですることだとは私たちは思っていません。
やはり重要なのは暮らし心地ではありませんか?
5 給湯器を正しく選択する
日射取得や日射遮蔽を考えた高断熱高気密の住宅が出来上がると、
冷暖房効果が非常に高いコストパフォーマンスに優れた住宅となります。
そうなると、冷暖房費と同等に光熱費としてのしかかってくるのが給湯費です。
ここはあまり注目されていない部分かもしれませんが、
冷暖房費がそこまで家計を圧迫しなくなってくると給湯費がとても目立ってきます。
この給湯器は、ちょっとやそっとで変えられるものではありませんから、建築時にしっかりと検討することが大切です。
今は、エコキュートがコスパの良い給湯器の代表のようなイメージがありますが、
この昨今の電気代の高騰や、深夜電力の値上げや撤廃等のニュースを見ると、
エコキュート以外の選択肢も持っておいた方が良いと思います。
そのエコキュートに変わる給湯器が、ガス給湯器とエコキュートの両方の良さを活かしたハイブリッド給湯器「エコワン」です。
貯湯タンクをもったガス給湯器を言います。
エコワンは普段の給湯は貯湯タンクに貯めたエコキュートと同じ給湯方式でつくったお湯を使い、
湯切れ等が起こったときにはガス給湯器が作動するというものです。
かなり高効率なため、電気代の高騰が実際に家計を圧迫されてしまっている今、注目の給湯器です。
ちなみに弊社のシミュレーションソフトで、従来の高効率給湯器のエコジョーズ、エコキュート、ハイブリッド給湯器エコワンで、
それぞれ光熱費シミュレーションをしてみました。
結果はこのような形になりました。
年間でかかる給湯費が、エコジョーズで69,151円に対して、今もっともコスパが良いと言われているエコキュートが38,375円、
そして今注目されているエコワンが46,000円という結果となりました。
エコキュート、エコワンについては最近の電気料金の高騰後の電力単価を入力しています。
少しまえまでは、エコワンとエコキュートはもう少し差が開いていたのですが、深夜電力が特に高騰してきている今、
少しずつ差が狭くなってきている現状です。
今後の電力単価の動きには注目しなければなりませんね。
空調計画ができる建築会社に計画してもらう
最後の6つ目が空調計画を建築会社にしてもらうことです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、家電屋さんでエアコンを買おうと思うと、
20畳のリビングであれば、20畳用のエアコンを勧められます。
もっと小さいエアコンで良いと伝えても、販売してくれない家電屋さんもあるというくらいです。
高気密高断熱住宅であれば、20畳のリビングであれば、10畳用でもじゅうぶん聞きます。性能によっては6畳用でもよいくらいです。
建てたその家がどれくらいの冷暖房機器で対応できるかは、建てた建築会社が一番知っていなければいけないことです。
でなければ、もしも20畳以上のリビングをつくってしまったら、エアコンだけで30万円以上の出費が出てしまうことだってあります。
ランニングコストの見通しまでできる能力をこれからの建築会社は持っていなければなりません。
また、適正化された高気密高断熱住宅を建てる事ができれば、14畳用のエアコン1台で家じゅう冷暖房することが可能になります。
(弊社では、エアコン1台で冷暖房する場合は、故障時のことも考えて、冷房用を1台、暖房用を1台で空調計画をします。)
こうなれば、買い替えコストのことまで考えると、
長い目で見た時の光熱費と空調機器のメンテナンス費の総額は大きな違いが出てきます。
本当にコストパフォーマンスの良い家は、建築時の価格の高い安いではなく、おおむね30年くらいを目安にして、
建築時のコスト(イニシャルコスト)と、光熱費(ランニングコスト)、機器の買い替えコスト(メンテナンスコスト)の
3つが最も最適化された家をコストパフォーマンスの良い家と呼ぶのではないでしょうか。
6つをクリアした家を体感できます
この6つが整えば、本当に夏涼しくて冬暖かい家になるのか?という疑問をもたれる方も少なくありません。
暖かい、涼しいなどの快適さというのは、目で見えるものではありませんし、
温度計の温度だけで計れるものではないと思っています。
これは体感する以外に判断することは難しい…、そう思ってイトー工務店では、
エアコン1台で本当に夏涼しくて冬暖かい家をモデルハウスとして建築をしました。
断熱材や窓、空調機器(エアコン)などには、特殊なものは一切使用せず、
通常どんな会社さんでも用意できるようなものだけで建築しました。
中には全館空調の為に、空調機器だけで何百万円もする特殊機材で計画しているところもありますが、
取替費用や、メンテナンスにいったいいくらかかるのでしょうか。
私たちはそんなことにならないように、一般的な市販品だけで快適な家をつくりあげることに成功しています。
特殊なのは、この断熱性能から空調計画をするための、私たちが松尾先生から授かった知識と技術だけです。
知識と技術力さえあれば、エアコン1台で快適な家をつくることが可能だということを、このモデルハウスが証明しています。
是非、今家づくりの真っ最中という方も、これから家づくりを考え始めるという方も、
イトー工務店のモデルハウスをご覧になってご体感いただいてから、この体感した感覚を家づくりの基準にしていただき、
いろんな建築会社やハウジングセンターへ行かれることをおススメします。
是非、イトー工務店のモデルハウスへご来場ください(^^)/
ご予約は下のバナーからお願いします。